東山三十六峰を一望できる鴨川のほとり、かつて平安貴族達が東山から昇る月を愛でるために別邸を構えたといわれるこの地に、2014年「ザ・リッツ・カールトン京都」は、オープンした。二条大橋の袂にひろがる、和と洋の融合を図ったシンプルで洗練されたデザインの構えは、以前からそこにあったかのように平然と、凛とした立ち姿で京都の街並みに馴染む。エントランスからその敷地に足を踏み入れると、鴨川の流れを思わせる水の演出、旧ホテルフジタ京都から引き継いだ石をあしらった滝、町家を意識した京都らしい玄関が、客人を迎え入れる。ここでしかできない、本物の輝きに充ちたウェディングストーリーが紡ぎだされる。
チャペルやバンケットなどの設えは、華美な装飾を極力抑え、主役を引き立てることに徹する。名脇役となる立役者は、お花、お料理、スイーツ。ホテル館内の花も全て手がけるフランスのトップフローリスト=クリスチャン・トルチュ氏監修によるフラワーアレンジメント。東京の一流ホテルで名を馳せた総料理長と作り上げるその日のためのオリジナルメニュー。「ピエール・エルメ・パリ」とコラボレーションした五感で楽しむウェディングケーキ。「Genuine=本物」の精鋭たちはみな、世界から京都に魅せられ、自身の持つ感性を京都でさらに高め進化を続けている。脇役らしからぬ豪華な顔ぶれが、ザ・リッツ・カールトン京都の掲げるウェディングストーリーを演出する。
館内でひときわ雅な空間が、「夷川邸」。明治期における上質な書院造が当時を回想させ、そこだけ時空が止まったかのように、ずっしりと永い時を閉じ込めている。藤田財閥の創始者、藤田伝三郎男爵が明治41年、この地に建てた別邸を引き継いだ夷川邸。
館内では個室としてイタリア料理「ラ・ロカンダ」店内に位置し、空間の設えやモダンな家具と、イタリア料理との粋な組み合わせが楽しめる。
お顔合わせやご結納、お祝いなどにも重宝され、その空間は、ご家族で過ごす大切なときを守る。伝統と革新の融合する京都の美意識。 その舞台はここ、ザ・リッツ・カールトン京都で続く。
【「夷川邸」ご結納】
*6名様 18万5千円 (個室料、料理、飲物、乾杯用シャンパーニュ、フラワーアレンジメント、税金、サービス料)込
*お一人様追加料金:23,000円
*お料理は日本料理 水暉の会席コースまたはイタリア料理 からお選びいただけます。